とゆーワケで(?)、滅茶苦茶レビューしたい本とかたまりまくってるのにまったく消化できない現状に、愚痴みたいなもんとか、拍手コメントのお礼とかなので、以下に収納。
とゆーワケで
今月の成コミのうち、ここでまだレビューできてないものから、特に刺さったものをいくつか簡単に。
■天竺浪人『PARADISE LOST』コアマガジン
フラミンゴRの休刊で完結しなかった、かの問題作『CLAY-DOLL』の5話までが収録されてて驚き。誘拐監禁飼育された少女のお話です。
■小林王桂『ネイキッド☆ガール 』コアマガジン
まあ、私はこの方の描く、手折れそうに華奢なオンナノコがど真ん中なうえ、漫画としての作風が滅茶好みなので…相当に贔屓ですが。特に巻頭2編と後半の作品が大好きです。
■某零『秘蜜の花園~触手蟲地獄絵巻~ 2 初回限定特装版』オークス
タイトル通りの世界にいざなわれるランドセル少女たちの悲劇をレトロ漫画チックに描いた素晴らしい奇譚系エロ漫画です。おいらのレビューは当分先になっちゃいそうですのでへどばん殿下んちでお楽しみください。
■F・S『F・S ISM』ジーウォーク
いやーマジでエロ楽しくて、スゲエ好きです。パロディーに頼りすぎなのが惜しいですが。
■天乃一水『欲情×覚醒』クロエ出版
2冊目で初挑戦した中編が、いきあたりばったりで失敗した反省からか、今回はメインを全3話にして完璧に仕上げてきました。どの作品も、とてもシンプルでオーソドックスな作風が、心地よいエロースを連れてきてくれます。短編は面白くしようとすると滑っちゃうタチなので、せいぜいワンアイデア程度にして、無理にひねりまくらないものの方が輝く方ですね。いきなりは無理ですが、少しずつ長いのにも挑戦していただければなお幸い。
■KASHIみちのく『乳HAZARD 』東京三世社
いやーこれはとても好きです。単行本の半分はユルユルすぎてキュン不足ですが、残りはユルキュン感覚が抜群。鼻汁まで糸引きまくるベロチューが必殺技。
■黒龍眼『淫脚』ティーアイネット
すでにレビューさせていただいた『くろ』がマゾヒストな女性目線から訴えるキモチであるのと真逆に、この方のそれは徹頭徹尾サディストとしての、いたぶる立場から描かれてます。キャラが男であれ女であれ同様なところがネックにならない方なら充分楽しめるでしょう。
■笑花偽『粘着体質』エンジェル出版
コマの連続性・アップと引きのバランス・緊張感・躍動感・粘着性・表情付け・処女膜突破系断面図など、どれをとっても届いてくるリビドーは極上級。エロ作画技法的にだけなら『吉良広義』クラスと双璧です。あいかわらず長尺になると棒読み系の台詞がちょっと邪魔になってくるのですが、基本は、明るい援交がエロ絵とマッチして、なかなか美味です。
■世棄犬『世棄犬廃品集Ⅱ』メディアックス
『世棄犬廃品集Ⅰ』の第1部完結編な11話と12話を収録。金融侮辱列島5話までやらショートやら。1巻気に入った方のみ買いましょう。今回の後書きは揺れてません(爆)。
■笹峰ひでとし『母×恥辱姉×淫欲妹』メディアックス
今回は陰湿めのシリアスドラマ中心で、淫猥さがなかなかに美味しかったです。
■砂川多良『媚液』コアマガジン
初購入だったのですが、巻末方面になかなか味のある作品が固まってました。表情の種類があまりにも少ないためエロ的には感情移入しづらかったのですが、初期の単行本を是非購入してみたくなりました。
■Kika=ざる『あね☆フェス』コアマガジン
巻末作品が滅茶ステキだったので次回作に期待。
■冴草こはく『いもてん』コアマガジン
インパクトがもの凄かったので次回作に期待。
■中嶋大佐衛門『う乳首』東京三世社
描いてる媒体のテーマ縛りがネックで才能が活かせずも、雑誌未掲載作品1編がおもしろかったので満足。
でもって
■師走の翁『「娘。」のいる風俗ビル 限定版 in&out』ヒット出版社
なんですが
すでに6巻までが発売されている『シャイニング娘。』の番外編です。
inとoutの違いは、オマケ頁のみで、収録漫画は同じですので間違って購入しないように注意してくださいね。
オマケ漫画はどちらも3頁で異なるヴァージョンです。
描き下ろし表紙絵なカラーイラスト各々1頁+シャイ娘。各巻の初回限定版に封入されたトレカのカラーイラストが各々32頁付属。
inがno.1~32でoutが33~64。
そんなワケで、欲しい方は買いましょう。
トレカなイラストに興味無しなら通常版待ちが吉。
無論、シリーズが気に入ってるあなたへのお薦めです。
シリーズ世界に入り込めてないと、単なるエロ垂れ流し漫画的に感じてしまう方が多いと思いますし。
以上。
って、
それじゃああんまりなのでシャイ娘。についてひと言。
これまでの娘。と
今の娘。
そしてこれからのすべての娘。に
愛を!!
という、巻頭に記されたことばがすべてな作品です。
よーするに、某モー娘的なアイドルを二次元世界へ疑似三次元的に採り入れ、エロ漫画化した物語です。
ファンとアイドルの近さをテーマとして構成された作品です。
メンバーが独立して羽ばたいたりしながら、今日まで受け継がれてきた物語です。
疑似アイドルグループな二次元アイドルに熱中できるかどうかが最大のポイントです。
そーゆー世界に没頭できそうな方へなら滅茶お薦めなシリーズです。
そーゆー世界に入り込めそうもない方には、たぶん楽しめない類の作品でしょう。
たとえば、野球に打ち込む女生徒たちのひたむきさこそを魅せて、そんな彼女たちの痴態を垣間見られるというベクトルで物語を紡いだ『昭嶋しゅん』の『Throwing Heart』という作品があるのですが、その作品も『野球少女』というところに熱中できるかどうかが作品を愛せるか否かのキーになるワケなので、よーするに作品世界に入りこめた人勝ち系です。シャイ娘。はファンとアイドルの距離が、ある意味、もの凄く近い作品ですので、実際に自分が参加している気分にさえ、させていただけるところが個人的には思いっきりど真ん中なのですが、無論、今回は番外編なため、ほとんどエロ中心なファンサービスに徹してますので、ストーリーなどエロへの繋ぎなアイデア程度のため、本来なら1巻から読んで欲しいのですがこの際、シリーズ未読な方でも自分が好きになりそうな要素がありそうだと感じる方なら、とりあえず無理して買っておいても損する内容では決して無いとだけ伝えさせていただきます。
本当は滅茶苦茶レビューしたいのですが全7巻書いてるキモチの余裕が今はないので、来年にでもやれたらな、と思うのですが…。
ともあれ、
シャイ娘。とはこれでひとまずお別れです。
今後はオリジナル中心に描いてくださることでしょう。
それでもいつの日にかきっとどこかで生まれ変わった彼女たちに巡り会えるんじゃないかと、信じてやまない私です。
でも本音を言うと師走の翁のオリジナルこそを滅茶苦茶アイシテル私なのでとても複雑。
師走の翁が二人いればいいのになあ…。
シャイ娘たちに「ありがとう」
レビュー書けずにゴメンナサイ。
次回は『宴』を超えるステキな想いのドラマや『精装追男姐』を超えるようなイカレテテイカシテル作品を魅せてくれればなお幸い。
■廣田眞胤『エッチで自分勝手でカワイイ娘』一水社
デフォルメというにはどーしよーもないくらい崩し絵な作家様です。
喰えない方も多いと思われますので、どっかでサンプルとか拝んでからにした方が身のためです。
Stack-Style様のところとかがかなり豊富ですよ。
その崩し絵を愛せるか否かで勝負の半分は決まったみたいなモンですから。
あとはもーどーしよーもないくらいチープなネタで、
なりきりキャラな乙女たちが、自分だけの星の王子様なあなたを、強烈すぎるほどのひたむきさで求めまくってくれやがります。
もー最後の一滴まで搾り取ろうとしますですよ。
その世界は40年前週間マーガレットなキラキラささながら
相反する
タワシ陰毛のぷっくりマンコな蜜壺からにょるにょるのねばねばさえ垂れ流しながら激しくもキュンキュンに求めまくってくれるのです。
ミミズ千匹な膣内壁を抉るように子宮口入り口までクグッと到達したチンチンは子種をたっぷりと搾り取られるのでありましたが
ここまで思い切り漫画チックにキャラを演出してくれると、アンリアルな彼女たちの淫語さえ、マジめに映ってしまうから、あら不思議。
思わず笑っちゃったのもありましたというのはここだけのハナシ。
崩し絵すぎてキャラの年齢がイマイチ判りにくいのですが、おおよそハイミドルティーンからハイティーン中心で、いきおくれ眼鏡なハイミス様とかも時折り設置されておりますが、しかしこの自称、地雷お姉さまも存外によろしいです。
さすがに3年分なので全てがベストとまでは言いませんが、破天荒に創り込まれたヒロインたちのキャラだけで物語をつくってしまうという心地よさがここにはあります。
ともあれ、なりきり乙女のマーガレットなエグキュンキャラ勝ち系として、勇気あるあなたへは試食の価値大アリ。
と、レビュー間に合わないので簡単な感想のみで、ゴメンナサイ。
以下、拍手コメントいただきましたお二方へ、マジ感謝を込めて。
創設祝いはともかくも生まれて初めてコラムに対するコメントいただきまして、もー泣きたいです。ってか半泣きですが。
>主婦様
自身、勉強不足な面が多すぎるのでもっと真剣に考察したいとは思ってるのですが、興味をもっていただけてとても嬉しいです。今後も出来うる限りの客観に、心が直感する想いをこめて語らせていただく所存です。コメントありがとうございました♪
>kfk様
想いばかりが先行して、たいしたものは書けてない稚拙な私に最上級の褒め言葉を心より感謝です。某アマゾンの方はほとんど休業状態ですが、ご勘弁のほどを。こちらではなるべく「凄い」作家様をご紹介させていただく所存ですので、ペースは堕ちますが今後ともヨロシクです。コメントありがとうございました♪
とゆーワケでマジで嬉しかったので、今後は『フェチ』と『霧恵マサノブ』系の成分を出来るだけ増加させる方向性を模索していきたいと思います。
『霧恵マサノブ』系ってのは相当に難しくて、ミステリな奇譚のなかにシリアスな人間ドラマが融合ってのは多くないですし、長編となると…。
なので思いっきりメタフィクションでファンタジーな『海野螢』を書き始めていたのですが予定変更して、次回は『天竺浪人』をできれば明日までに何とかアップできたらと。
無論、コメント無しで拍手していただいた皆々様にも、心より感謝を♪
自分の大好きの方向性の中でしか対処は出来ませんが、ご意見ご要望などございましたら、コメントいただくか、掲示板にでも書き込んでいただけると嬉しいです。
今日もまたステキな成コミに巡り逢ってシアワセまみれな天然猫肉汁アリス缶詰より、何か1冊でも本棚に飾りたくなるような成コミを紹介させていただく日を夢見て、成コミ大好きな皆々様へ百万の感謝を♪